育毛は質の高い睡眠から

一時期、「短眠」がもてはやされていたことがあります。

しかし特定の体質の人を除き、殆どの人は、睡眠時間は最低6時間、少なくとも7時間は必要と言われています。

短眠による血管障害による病気は有名です。

午後10時から午前2時の「4時間」は成長ホルモンが分泌される時間帯です

この時間に起きている分だけ、新陳代謝と免疫力を助ける成長ホルモンの分泌が減ります。またストレスがあると成長ホルモンが分泌されにくくなります。

育毛は睡眠から、と言っても過言ではありません。

睡眠の周期は2つあります。
「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」です。

入眠してから、すぐにノンレム睡眠に入ります。ここでは大脳を休息させるのが目的で、体はぐったりしておらず、時折寝返りを打ちます。

次にレム睡眠に入ります。
レムというのは、そもそもRapid Eye Movement(高速眼球運動)の頭文字から 取られています。脳が起きているのに、全身がぐったりして動かない(休息中の)状態です。目がひくひく動いて体がぐったりとした感覚を覚えている方も多いのではないでしょうか。

ノンレム睡眠が脳を休ませる睡眠であるのに対し、レム睡眠は体を休息させるのが目的です。
睡眠中はこの周期を4から5回繰り返していると言われています。

レム睡眠とノンレム睡眠の推移を時間別に表したグラフ 睡眠中は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を繰り返し、朝方徐々に眠りが浅くなっていく 

人間の睡眠は、機械に例えると定期メンテナンスのようなものだと考えると分かり易いでしょう。

メンテナンスをぞんざいにすれば、機械の調子はおかしくなります。それが長期間続けば、そこかしこにも不具合が派生し、当初不要だった余計な修理も必要となってきます。

悪い意味で塵もつもれば山となります。毎日寝不足が続けば、さまざまな障害が引き起こされ、脳の老化を早めます。

睡眠というメンテナンスでは脳内の活性酸素を除去する役割も担っていますが、睡眠時間が短いほど脳内の活性酸素が残り易くなるためアルツハイマー病も発症させやすくなります。





夜寝付けない場合、どうしたら良い?

これを解決するためには体内時計を利用します。植物は開花時期を決定するのも天候や日照時間を利用しています。

人間には一日のリズムを管理する体内時計を誰でも保有しています。人間は強い光を浴びることで、脳内から覚醒信号が送られ、体が起床する準備に取り掛かります。

午前中は覚醒作用が強く、午後から次第に弱まっていきます。

ですから例えば午後から深夜まで強い光を浴びていると体内時計の進み方が遅れます。体内時計の進み方が遅れると眠気を感じるのが遅くなります。

その結果、正しい睡眠時間を確保するための時間パターンにずれが生じ、朝起きるべき時間帯に起きることが出来ずに苦労します。

夜寝付けないのは睡眠時間のズレをつくり、悪循環のパターンにはまっている ケースが多いようです。これを解決するために、早く寝ようとしても駄目です。

体内時計のずれを修正するためには昨日と同じように、眠気を感じた時間に寝て、朝、早い時間に無理をして起き、強い光を浴びるのです。するとそこで体内時計がリセットされ、結果、当日の夜は夜更かしすることなく、眠気が襲ってきます。

当日は一日中眠くて苦労するかもしれませんが、翌日から楽になります。

夜寝付けない人は、朝早く起きる 「早寝早起き」でなく、「早起き早寝」の順番で直す

それでは、夜間勤務をしている場合、どうしたら良いのでしょうか。

これも体内時計を利用します。

朝起きたときの太陽の光と同じ強い光を擬似的に浴びせるために、出勤前にコンビニをはじめとした明るい店内に立ち寄ることです。

こうすることで強制的に体内時計をリセットさせ、擬似的に「今は朝である」ということを体に覚えさせるのです。

時差の大きい海外旅行をしたとき、一時的に時差ボケになりますが、暫くするとこれが修正されるのも、体内時計が機能しているからです。

睡眠不足は弊害ばかり引き起こします。

不眠症を矯正するためには、朝早い時間に強い光を浴び、体内時計をリセットすること

不眠症を治すためにやってはいけないこと。それは「寝酒」です。

寝る前の飲酒は、熟睡できるようで、実は出来ないのです。

アルコール作用により、本来の睡眠機能が低下します。

睡眠機能が低下するとノンレム睡眠、レム睡眠の繰り返しが妨げられ、結果飲酒後数時間すると起きてしまい、深い眠りが得られず翌日疲れが残り、アルコールが残っている場合には二日酔いも襲ってきます。

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